地下の星空
星と地下室
地下室生活長く続いた
画面越しのつたない世界
優柔不断じゃ片付けられない
形ない中性的感情
なにもない感じ育ってく
手をつけられないままポジション決まって孤立してく 孤立したくないからって無駄口ますます増えてく自意識爆発テロリスト
名前つけられないまま
流れていく 野蛮な理性
無個性な個性の導火線
火がついて毎日火災
東京も大分悲惨になった
ほんとは言いたい立場捨てて
関係ないって思いたい
俯きながら呟いた
このままじゃいけないって思い
絶対みんな間違ってるって
自分を棚上げして言えるわけもなく
しょぼい自意識ばかりの
精一杯生きよう努力した地下室生活
星空を眺める時間もない
私的空間ばかりの問題提起
だれもかれも自分の立ち位置探っている
人より下か上かのつまらないゲーム気づけばくだらないってわかるのに
ムキになってた
気づけば安心
東京のはずれ
地下室に家借りた
どんな音色も批判されないと信じて
泣きたくても泣けないとか言ってるつまらないロックな夜 それが聴きたかったのかな
怒りたいし殺してやりたいくらいヤリたい自分のことしか考えてない周りも自分
自分も周り 毎日がやり過ごし 自意識のゴールポスト 安全圏探ってる 今一番のベストポジションってやつを
人を認めることはナンセンス
押し退けて羽ばたいて自虐したら
周りも傷つくのに止まらない
昔自分が冴えなかったからとか
そんな理由で復讐心
地下室生活長く続いた
自分も同類なくせに
同じ色見下せば
優越満たせるか
自分なりに輝きたいのに
いつのまにか星空遠ざけた
久しぶりに鏡を見れば
どす黒い顔が浮かんで見て見ぬふりした
地下室生活長く続いた
今更東京離れない
ゴミ捨て場に行くたびに惨めだ
あんな場所は自分じゃないって思いたい
立場捨てて見せたい手があるのに
温もりの眼差しがあるのに
海も山も空繋がっているのに
人にだけは他人芝居
嘘や虚栄
みんなほんとを言わないから
まさか自分が痛いなんて
夜まで気づかず
誰が一番不幸で孤独かの
露悪的連帯感
そんな繋がりと自意識で満たされてた愛のない病 ソロキャンプ場で猫と寄り添って自分を慰めたら満たされる?
いつのまにか恵まれた星の人
性格悪くなってった自分
羨む劣等星と地下室拒む葛藤
地下室なんてぶち抜いて
横になって星と向かうよ
だってありのままだから
みんな惨めな夜の海
画面の前で汚い顔
ほんとはやめたいって
いつのまにか育った
悪の華 露悪的テロリストがジャックした脳内
文学だって癒せない
卑しい孤独のひとり芝居
地下室生活長く続いた
そろそろ外に出ようかな
誰も誘う人なんていないけど
いつのまにか地下室生活長く続いた
久しぶりの東京の空
なんの変わりもないから
自分だけが移ろう変化の中に
いまならなんて言えるだろう
ありきたりのありがとう? 愛? 世界に対してノーセンキュー? そのどれも違うし シャウトもできない草食系
少しだけ自分から離れていきたい いまはもうそれだけ
自分を置き去りにしてくその一歩
それからしか始まらないから
自分を捨てて舞台に上がる
その一歩を踏み出していくから