2023-03-25 覚えてないけど 覚えてないけど風船が飛んで橋を渡るおじさんがいてそれを牢屋からたまたま見たんだ 蝶がたくさん飛んでいつのまにか劇場にいてただ うたいたゆたう おじさんとおばさんがいたそんな場所にきみを誘うなんて 羽ばたきのまたたきの音もたてないそんなあなたの沈黙は感情より痛かった 花を咲くのも蛹から帰るのも音は聞こえないわかる時 爆発したあの子はいなくなった あなたの出番だから踊ってうたってあの風船のように音なく飛び立って そらへ そらへ 高く